東京大学HICARI、ウェブサイトの低炭素設計方針とCO2排出量を公開
東京大学未来ビジョン研究センターの気候変動とエネルギー転換研究ユニット「HICARI」は、ウェブサイトの環境負荷低減に向けた設計方針と、ページごとの二酸化炭素排出量を公開しています。
ウェブサイトの閲覧やデータ通信には電力が必要であり、個々のページの排出量はわずかでも、閲覧回数が増えることで環境負荷は積み重なります。こうした背景から、HICARIは「ローカーボンウェブポリシー」を策定し、W3CのWeb Sustainability Guidelinesを参考に、必要な情報をできるだけ少ないデータ量と処理で届けることを基本方針としています。
具体的には、静的HTMLによる配信、JavaScriptの最小化、画像・メディアの最適化、外部フォントを使わない設計などを採用しています。また、Website Carbon Calculatorを用いて主要ページの二酸化炭素排出量を測定し、2026年9月27日時点の結果として、トップページは1ページビューあたり0.04g CO₂、評価Aと公表しています。測定値は一定の条件に基づく推計値であることも明示しています。
今回の取り組みは、ウェブサイトの環境負荷を測定・可視化するだけでなく、設計方針や測定結果を公開し、継続的な改善につなげている点が特徴です。国内の大学・研究機関においても、ウェブサイトの環境性能を情報発信の一部として位置付ける事例として注目されます。